臓器移植法案採決
臓器移植法案の採決が行われた。当選以来、悩みに悩み、更なる修正案も出せないかとまで考えたが、A案に賛成させて頂いた。結果として、A案が成立し、B案以下の採決は行われなかった。
私にも二人の子供がおり、心の底から今までに感じたことのない深い愛情を感じている。だから、子供が病気で、臓器移植を受けることができれば命が救われるという状況になった時、何としてでも救いたいという親の気持ちは痛いほど理解できる。少なくともその道が全く閉ざされているというのは絶望的ではないか。
もし、自分の臓器移植に反対なら、生前に意思表示ができる。家族が拒絶もできる。拒絶すれば、脳死でも治療は続けられる。だから、子供や家族が脳死でも延命してもらいという人はできるのである。しかし、個人の倫理観を、臓器移植をしても良いという人にまで一律に押し付け、道を閉ざしたり、「どうぞ海外へ」といったりするのはあまりに無責任である。
そもそも、見直しとされた期間を超えて議論から逃げ続け、海外渡航が禁止、費用も上げられるという段階になって、ようやく採決をしたというのは、国会としての怠慢である。今の憲法審査会もそうだが、議論から逃げたいときにあれこれ言い訳をして審議そのものから逃げるような国会や国会議員は要らないと思うのは私だけだろうか。
なお、党議拘束がないということが、こんなにも国会に緊張感をもたらすものだとは思わなかった。一人一人が決断の重さを噛み締め、国会議員としての使命をいつも以上に感じたと思う。参議院には党議拘束は要らないし、衆議院でももっと党議拘束をはずすべきだという持論の正しさを認識した。
いろいろな意見がある。運用やガイドラインなども使いながら、慎重論の皆様の思いにも応えなければならない。ただ、参議院での審議未了で、廃案になることだけは避けたい。
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