竹中教授の講演
毎日毎日、人の温かさが心に染みる。こんな状況にある私を支えて下さっている方がいるというのも本当に幸せなことだ。
今日は竹中平蔵教授のご講演を伺う機会があった。もし、同氏の話を直接聞いたことがないとしたら、一回は聞くべきである。私はいろいろな方の話を聞く機会があるが、竹中元大臣ほどクリアーな方はなかなかいない。
まず、日本の現状については、世界中で見限られつつある。財政は全く見通しの無いまま巨額の借金と一回限りの国民の貯金(いわゆる「埋蔵金」)に頼り、それで経済効果が見込めない史上最大のバラマキ子育て手当てや高速道路無料化を行う。つけは必ず帰ってきて重税国家になるしか生きる道がなくなる。
アジアの中、いや世界の中で9月以降は日本の株価のみ取り残され、経済的に急速に沈みつつある。現政権はマクロ経済や戦略が全く無く、日本にとって少し前進大きく後退の政策が行われ、世界から見ればどこに向かっているかさっぱり分からない。菅直人氏には少なくとも財政と経済の展望を作って予算を考えるべきと言ったが、全く分かっていない。
その通りだと思う。自民党が良かったとは言わないが、少なくとも海外に向けても財政と経済の中長期のビジョンを示していた(骨太の方針や財政と経済の展望)。財政赤字についても同様である。プライマリーバランスも小泉内閣末期・安倍内閣のときには7兆円まで圧縮したのに、その後あっという間に借金の山を築き、民主党政権ではさらに雪だるま式に増えそうである。
来年は雇用が危機的になる。工場の海外移転も加速する。派遣法の改正や最低賃金の引き上げは結果的にこの国の雇用を崩壊させる可能性がある。何で、こんなことが分からないのか、私にはさっぱり分からないが、そのレベルで国家の経済運営がなされているのが怖い。とにかく、まともな、世界に恥ずかしくない政治にしなければ10年後の日本はない。
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