日本の民主主義、見直すときか?
鳩山内閣の支持率が軒並み下がってきた。以前から私はあまり目の前の世論調査に右往左往すべきではないと申し上げてきたので、鳩山総理もそれ自体にのみ目をとらわれるべきではない。とはいえ、この数ヶ月の評価としては甘すぎると見るべきであって、まだまだ政権交代後の「期待値」みたいなものがあるのだろう。
改めて、日本も大統領制のように直接国民が1年くらいの議論を通じてリーダーを選ぶ制度にした方がいいと思う。なぜなら、リーダーになるにはなる側と選ぶ側の双方に準備と覚悟が必要だからだ。
鳩山氏は、小沢氏が2年も代表を続けてきて最後の仕上げにかかったところで西松辞任をし、いわば転がり込んだ政権であった。閣僚人事こそ民主党としてはあれ以上ない体制だったと思うが、あまりに準備不足であり、既に世界から「ハトヤマ」は見放されてしまった。マニフェストも実行不能な政策の羅列であると選挙前から申し上げてきたが、それがどんどん露呈し、「選挙詐欺」みたいになった。選挙中に、鳩山氏自らが「マニフェストをじっこうできなかったら責任を取ります」と言っていたので、どう責任を取るのか分からないが、来年早々の辞任はもはや避けがたい。
ただ、自分がもしいきなり総理になったら、と考えてみて頂きたい。会社や役所なら平、係長、課長、部長などとだんだん上がってくるうちに構想も出来る。しかし、総理はそうはいかない。私も毎日自分が今総理なら、と思って考えているが、特に役所の人事なんかはあまりに情報不足である。ただ、一社員、議員に至るまで、常に自分がリーダーならという視点が必要だが、今の国民にはそれが欠けてしまっている。選ぶ側にもその視点が必要だ。
こんなにも準備不足の総理がころころ変わるというのは、あたかも戦前の開戦直前の頃のようだ。つまり、非常に危険な状況にある。もう一度システムそのものから国民的議論を深めないといけない。
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