帰国
合計丸4日間中国に滞在して、今日帰国した。3日目以降はホテルのインターネット設備が悪く、ブログの更新ができなかったことをお詫び申し上げたい。
3日目は無錫の大工場地帯、4日目は新興著しい蘇州へと回った。新しい芽にあふれているという感じだ。
飛行機で羽田に帰ってきて改めて思ったのは、残念ながら日本と中国とで、将来への希望とか、見通しとか、明るさ、とかに差があるということだ。あれだけ、日本の高層マンションをはるかに上回る高さの、5000万円から2億円もするようなマンションが乱立して飛ぶように売れ、高速道路はどこまでも伸び、北京から上海までなど新幹線が延び、町はどんどん綺麗になる、当然「やるぞー」という思いが沸く。日本の高度成長期と同じだ。一度行ってみれば皆様もその雰囲気を感じるはずだ。
20年前、経済的には日本と中国では雲泥の差があった。その後、日本が小泉時代など若干の例外を除いて足踏みををしている間、中国は大きく開放路線に転向し、8%近い経済成長を続けて遂に日本にトータルの規模では追いついた。
これだけの差を追いつかれ、追い抜かれるには必ず理由がある。無論、1億と13億の人口の差があるわけだが、インドやインドネシアなどはるかに巨大な人口の国は他にもある。では、なぜか?あまりにこのことを私たちは考えなさ過ぎる。そして、中国なんて、と見下してみてももうそのこと自体、他の国から見たらみっともなく見える、そんな時代に入っている。
ここまでに至った最大の理由は政治のリーダーシップにあるのではないか。15人もの総理大臣が20年間でくるくる足を引っ張り合い、国民もけなしながらやっているうちに、中国ではわずか3人の国家主席しか出なかった(実際には、鄧小平が国家主席ではなかったが開放路線の先鞭をつけた)。リーダーたちには選挙はなく、鳩山内閣にも多い政治家なりたがり選挙屋たちではなく、超優秀な者たちがそろっている。しかも、選挙運動に追われたり、国会に縛られたりすることなく、世界中を回っている。
つまり、システムの差が大きい。超優秀な者たちが10年スパンでじっくり考える経済政策と、目先の世論に追われながらころころ変わる大して勉強もしていないリーダーたちが考える経済政策では差が出るのは当たり前だ。中国では今頃鳩山政権の予算・税制過程を見てあちらがあざけ笑っているのではないか。
しかも、中国では所有権に縛られることなく道をまっすぐ作ることができる。日本では基幹空港のど真ん中に未だに住んでいる人がいる。やれることも限界がある。
そしてとどめは鳩山内閣の超バラマキ政策と「格差論」だ。バラマキは一回やるとやめられない。子育て手当て6兆円を止めると約束する政党は選挙に勝てない。年金にメスを入れる政党も勝てない。国民に努力を促す政党も勝てないだろう。
じゃあどうするか。そうは言ってもやっぱり勇気を持って言うべきことは言わなくてはいけない。それが国を本当に思う者の覚悟ではないか。そう思って帰国した。そして、彼らと知恵比べをしても絶対に負けないだけの勉強をこれからも続けたい。
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