明けましておめでとうございます
平成22年、2010年、新年明けましておめでとうございます。本年度もよろしくお願いいたします。
今年は日本にとって正念場になる。
まず第一は景気である。世界中が徐々に景気回復の流れをつかみつつある中、資源市場や株式市場がこぞって上がり始めている。今年はリーマンショック後の大幅な金融緩和政策から出口戦略を探る年になるが、日本だけは9月以降行き所をなくし、逆行景気減速への道を進んでいる。貴重な財源を確実に日本再生へ使わなくてはいけないが、そういう戦略も具体的には見えない。皮肉なことに外需依存と批判をしていたここ数年より、はるかに外需次第の景気となるだろう。残念ながら、この政権下では本格的な景気回復の可能性はゼロだ。
目先の格差拡大を恐れず、生産性を上げ、海外からの投資の受け入れ拡大を目指すとともに、技術や人材育成など多少時間のかかる分野にも思い切ったてこ入れが必要だ。所得制限ない子育て手当ては愚の骨頂であり、浮いた財源で首都圏道路網の完備や国際ハブ空港、スーパー中枢港湾、証券市場の最先端化、リニア建設など、未来型インフラ整備に当てたほうがよほど良い。子育て手当てではなく、少子化こそ問題という認識でバラマキではないきめ細かい「子供を産みたい、産める」と思える環境整備をするべきだ。
第2は財政だ。政権交代後、無論税収減という事態もあってだが、わずか4ヶ月で合計50兆円をはるかに超える赤字国債を発行することを決めた。このまま残り半額の子育て手当てや今回事実上見送りを決めた高速道路無料化、暫定税率廃止などを実行しようと思ったら、赤字国債大量発行・破産国家、そして重税への道しかない。国民の3分の1近くが年金受給者になる時代が近いことを考えると消費税以外は考えにくいが、それも景気には重しとなる。民主党は、まさにポピュリズム政党そのものだが、脱皮し逃げないで、与野党を超えて議論しないと、借金で国が沈むし、未来が閉ざされる。
以上二つに対して、郵政民営化逆戻し等全逓、自治労、官公労、日教組等の官製労組の民主党への圧力を跳ね除けられるかが勝負の鍵の一つとなるが、どうも難しそうだ。結局、事業仕分け等々でも公務員への切り込みは全くなく、実は2割減とうたっていたマニフェストの重大な違反だ。「民で出来ることは民に」の道しかないのだが、逆に「民で出来ることも官に」に戻っているのは、海外から見ても危険な兆候である。
第3は、金権政治大復活と恐怖政治の始まりである。とにかく、土地改良事業で自民党からの参議院擁立を決めたことに対し、大幅な予算減をちらつかせ、候補擁立見送りをさせようとしている手法など、とにかく政権交代後は脅しと巻上げが横行している。しかも、党内での公開議論があった自民党と違って、民主党内のプロセスは全く不透明で、小沢氏が1人で決めているとしか思えない。政府に入っていない議員の顔が全く見えないのも異常なほどであり、誰も鳩山氏や小沢氏の金銭問題に言及もしないのも、気味が悪い。
このままわずか数時間の議論で郵政民営化凍結を決めたように、重大な法律が次々と小沢氏の意向に沿って通っていくのは恐ろしいことである。最近では、霞ヶ関の方だけではなく、官邸も常に小沢氏を見ているようであり、「ロード・オブ・ザ・リング」のサウロンの目のようだ(ご覧になっていない方にはすみません)。
参議院選挙が日本にとって最後の砦であり、ここを突破されると大変なことになる。衆参同日の可能性もあり、激動の一年となるだろう。
とにかく、私としては、とても書ききれないが、間違った方向を何とか直すためにも、ロード・オブ・ザ・リングのフロドたちのような気持ちで、命を張ってでも国のために、国民のために、尽くしたい。そんな復活への困難な道を皆様の支えのもと、たどって行きたい。
<< 平成21年、2009年終わり | 夢を与える政治 >>









