素朴な疑問

2010年1月 7日 19:58 | ブログ

今日、地元を回っていたら、ある方に「どうして日本の政治は50年後とか、将来の姿を示すようなことがないのか?してはいけないのか?」というご質問を受けた。

全くその通りである。私も留学中にそのことが実に不思議で、特に国の借金をどんどん重ねて、これから少子高齢化社会をどうやって乗り切るつもりなのか、という質問をコロンビア大学に講義に来ていた加藤紘一先生(当時は秘書の責任を取って議員辞職中)に聞いたことがある。答えは、永田町では誰も答えを持っていないのではないか?だった。

昨日仙石氏が、来年にも消費税を上げないと財政は持たず、しかもそれは20%では足りないくらいだと、言ったそうだ。日本では、来年の財政のことを真面目に考えている政治家が珍しいくらいでびっくりしたが、それでもせいぜい来年まで。50年後の財政を真面目に考えている人は誰もいないし、国家像を言っている人もいない。

年金も4年後までに制度設計の詳細を考える、という民主党のマニフェストはまさに先送り。

さて、冒頭の答えは単純である。ずばり「選挙に勝てない」からである。少なくとも、永田町は一般的にそう感じている。私も、暫定税率を引き上げた翌日に地元の方から随分「死ね」と言われた。だから、実感としては共有する。誰も65歳以上が人口の半分に近い50年後のことは具体的に考えたくない。子育て手当ては史上最大のバラマキだが、どれだけ子育て世代の票を獲得したかみれば分かる。

美味しいことを言って選挙に受かるのがいいのか、それとも将来の世代のことを考え、辛いこともきちんと言うのがいいのか、私は後者を選びたい。


コメント

>辛いこともきちんと言うのがいいのか、私
>は後者を選びたい。

賛成。
ついでにそれに賛成できる日本国民だけ集めて、いっそ立国するってのはどうです(笑)。そのくらいの気概を少数派であっても集中させないと建て直しなんて夢のまた夢、という気がします。

大きく脱線しますが、仮に戦争というものに存在意義があったとしたら、まさにそういう状況へのリセット機能だったのでは?などと最近は思うくらいになってしまっています。

もちろん冗談ですけど。

Posted by: : 2010年1月 7日 23:01


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