永田町よ、議論こそ今必要だ
鳩山邦夫氏が自民党に離党届を出したようだ。以前、ご一緒した時から新党結成に強い意欲を示されていたし、週末の番組でははっきり仰っていたのでご自分で退路を断ったということだろう。
先日書いたように、古来、人間の生存本能を満たすこと、すなわち飢えをなくし、経済的にも豊かで、平和を守り、長寿を達成する、というのは人類の夢であった。60年間これがほぼ達成できている日本というのは凄い国であり、それをあの焼け野原から実現してきた日本人は凄い民族であり、それをリードしてきた自民党や官僚は凄いと言わざるを得ない。192カ国という横軸、あるいは歴史という縦軸で、少し冷静に大きな視野を持ってみればの話である。
しかし、その成功体験がいつまでも通じるかというと、どうもそうではないらしいというのがバブル崩壊後の日本の苦しみであり、国民の欲求不満の原点にある。生き残る者は変わることのできる者だ、「変わらなくては」、そんな焦りをみんなが感じ始めている。
しかし、自民党はなかなか変われない。選挙で「No」と言われても変われない。それはなぜか?
一つには人が変わっていないからだ。新人はわずか3人にすぎず、成功体験にどっぷり浸かった方々が「変える」と言っても、それは時代や世界の根本的変化に対応できるようなものではない。その意味で民主党に変わる、つまり人が変わる期待感を有権者が持ったのは自然だった(結局は小沢氏など旧自民党系の方々が支配し、変わらなかったが)。
二つ目は、どう変化すべきかが見えていないからだ。たとえば、思い切り保守主義を貫くとか、国際競争力重視・自由主義重視を貫くとか、なら民主党と比較して分かりやすい。「小さな政府」「官から民へ」などは具体例だ。逆に与謝野氏のように「財政規律」「消費税増税」というのも逆の意味で分かりやすい。しかし、その両者を抱え込んだまま、どこに向かうのか、今までとどこが違うのか、民主党より何がいいのか、などの点が全く見えない。
私はここまで支持率が上がらないのであれば、参議院選挙を待つまでもなく、思い切って執行部を一新するしかないと思う。そして、それは民主党や選挙だけを意識するのではなく、世界や時代の変化に対応できるという大きな視点で行うべきだと思う。無論、世界に対応するというのは日本を捨てるということではなく、その逆で守るべきものは守り抜くことができる外交力や愛国心を持つべきだ。そういう新しい時代の日本を、審議拒否をしている暇があれば、一週間でも2週間でも徹夜して徹底的に議論し、考えるべきだ。それをやってみて、どうしても意見が合わない、無理だと思う、というのであれば、離党して新党を結成し、政界再編を目指すのもいい。今の永田町には議論がなさすぎるのではないか。民主主義の原点に立ち返り、新しい時代を目指そうではないか。
>古来、人間の生存本能を満たすこと、すなわち飢えをなくし、経済的にも豊かで、平和を守り、長寿を達成する、というのは人類の夢であった。60年間これがほぼ達成できている日本というのは凄い国であり、それをあの焼け野原から実現してきた日本人は凄い民族であり、それをリードしてきた自民党や官僚は凄いと言わざるを得ない。192カ国という横軸、あるいは歴史という縦軸で、少し冷静に大きな視野を持ってみればの話である。
まったくもって同感。これ、日本人全員に言って納得させないと。歴史と、世界を正しく知る努力をしないといけないことをガンガン伝えてください。
医療だってホスピタリティだって現状の日本に不満を言うやつはどう考えても世間知らずの甘ったれです。不満があるなら、これまで築かれたものへの感謝の念と先人たちへの誇りを持って、新しい時代を切り開くのはあなた任せではなく我々自身だということを悟らないと。
その目覚めを皆とともに起こすこと。それがこれからの政治家の役割だと僕は思います。そうすれば選挙に勝つなんてことは後から付いてくるはずです。
今や堕落したテレビ、新聞という単方向でしかないメディアが今後廃れて、双方向性のメディアこそが時代を席巻する。それは我々全体が作るべきコミュニケーションネットワークの本質を示していると思います。
政治においては、政治家と民意の双方向性の強化でしょう。互いの強みを生かし、弱みを補てんしあう。政治家は本当の力を得ることができ、民は衆愚を脱することが可能かもしれない。
牧原氏がやっと元気になったのでよかったです。能なし与党の批判なんぞ、3行で済ませて、どんどん有意義な考え方を国民に拡げる努力をお願いします。応援してまっせ。
Posted by: : 2010年3月16日 00:52参議院選挙に向けて、自民党が、どの様な国家ビジョンを示せるか、政策を示せるかです。執行部にそれを期待するのではなく、我々が石破政調会長に提案するぐらいでなければなりませんね。与謝野さんの財政規律維持のために消費税引き上げは最もなことですが、では、社会保障制度をどう見直すのか、自民党の中で合意が取れていないのではないでしょうか?経済成長戦略も、民主党を上回る具体性には欠けている気がします。落選議員で集まって、議論することも必要でしょう。お互いに頑張りましょう。
Posted by: 石原ひろたか : 2010年3月16日 09:55<< 食育 | 先輩たちの果敢なる挑戦を今こそ見習おう >>









