魅力ー日銀の追加緩和に思う

2010年3月18日 18:28 | ブログ

日銀が追加緩和を決めた。新型オペの枠を10兆円から20兆円に拡大する。長めの金利低下を促す狙いだという。

無論、賛成だ。今の日本のデフレ状況や円高等々の経済状況を勘案すれば、一層の緩和を図っていくのが正しい流れだ。地価も、99.6%の箇所で下落したという。ちょっと考えられない事態である。

しかし、日銀の金融政策はあくまで抜本的な解決策ではない。それによって輸出の不振や少子高齢化・人口減少による市場縮小、あるいはデフレそのものだって根本的に解決するわけではない。それに合わせた政府の対策こそ重要だ。

今は派遣法改正での事前面接について労使合意を社民・国民新党が覆して、なんてことをしているが、いくら派遣を制限したってそれ自体で雇用が増えるわけでは全くない。おそらく事態は逆になっていくだろう。

それで結局抜本的な対策が必要になる。法人税引き下げや中核空港・港湾等々の最先端化、税制整備(証券税制引き下げを含む)、最先端研究開発拡充、言語対応強化、などなど、とにかく海外から見ても「日本に投資したい。会社を移したい。雇用をしたい」と思うような魅力を高めないといけない。そのための国民、あるいは海外からのあらゆる知恵を結集すべきだ。

労働の質を高める努力なしに、「最低賃金を引き上げろ。派遣は禁止。残業は禁止。失業保険などは増加。公的赤字は雪だるま式に増加。公的支出はバラマキばかり。市場は縮小傾向。海外対応は場当たり的で不安定。金持ちに課税しろ」などなど、今の政府が言っていることを見て、あなたが経営者なら「日本に行きたい。日本にいたい」と思えるだろうか?

その魅力を高めなかったら、日銀の非常手段も、政府の借金も、全部無駄になって、残るのは借金地獄になる。キーワードの一つは「魅力」だと思う。


コメント

 「魅力」その通りだと思います。日本に魅力が無い事は、大リーガーになろうとする選手が多い日本プロ野球と同じ構図です。働きに対する賃金が安すぎますからね。これも「安さ=正義」というデフレ体質が抜け切っていないのです。多少高価でも「魅力のある商品」であれば、皆は買います。子供を育てるのに「こんな社会で子供を育てても、将来幸せになれるか不安」というのでは、ダメな国ですよね。
 当面やらなければいけない事と、将来のビジョンを考えての政策・投資が必要です。かってYS-11が国の金で作られました。それは当時は失敗と言われましたが、結局40年以上飛び続け、またそこから派生した技術の裾野は広いものでした。ロケットGXが、これと同じとは言いませんし、スーパーコンピューターがそうだとは言いません。でも、こういう裾野の広いことに、政府として援助をすることは大切ではないかと思います。
 牧原さん、貴方は若い。それゆえの柔軟さを持っておられます。苦しんでいる人を何とかしたいという気持ちがブログでは伝わって参ります。今はつらい身の上と思います。また次回の選挙がいつあるのかもわかりませんし、不安もあるでしょう。でも今の気持ちを持ち続け、再度立候補なさったときは、喜んで職場にポスターを貼らせていただきます。私自身は区外なので投票権はありません。でも、職場に来る皆様に分かってもらえるようにしたいです。共に頑張りましょう。(これじゃ、コメントにはなっていないですね・・・)

Posted by: : 2010年3月18日 20:37


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