道路公団民営化効果?ギリシャ破綻に見る

2010年5月 3日 18:42 | ブログ

大学生の頃にはよくスキーなどで利用していた高速道路のサービスエリアをいくつか利用してみてびっくりした。そこには、かつての高くて、あまり美味しくなくて、トイレも汚くて、あくまで休むだけ、というようなSAやPAではなく、様々な地域の魅力や工夫があふれるものになっていた。

かつて「道路公団」とその関連ファミリー事業が高速道路をすべて牛耳っていた。しかし、小泉政権下で進められた同公団の民営化により、業務のうち、施設の管理運営や建設は、NEXCO東日本・NEXCO中日本・NEXCO西日本へ(首都高、阪神、本四国はそのまま株式会社へ)、保有施設及び債務は4つの公団分とも独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構に譲渡された。

無論、それがパーフェクトだったかと言われれば当時から批判もあったが、少なくともあのSAやPAを見ていれば、公と官との違いが良く分かる。国鉄とJRも同様だ。やっぱり私は「民でできるものは民に」だと地域の特産品の山を見ながら改めて思った。まだまだ官営のために埋もれてしまった魅力を引き出す余地はあちこちにあるのではないか。

ギリシャの支援が決まった。EUとIMFで14.9兆円。日本の財政破綻の場合とは規模において比較にならないが、「財政破綻」とはどういうことかを見るのに非常に参考になる。すなわち、公務員のボーナスカット・給与固定、公的年金の最大3割カット、支給開始年齢引き上げ、付加価値税(日本でいえば消費税)を21%から23%へ引き上げ等々である。

日本の場合には、債務額がギリシャとは桁違いに大きいので、こんな程度ではすまない可能性もあるし、そもそもIMF等の能力範囲を超えるのではないか、という疑問もある。そうなると、夕張市破綻時のように、公務員数の大幅削減、公的病院廃止、公的サービス(バスや公民館)の廃止、学校の廃止などが行われる可能性もある。無論、子育て手当てはその頃にはない。

ぜひ、ギリシャの破綻と、今後のポルトガルなどの動向にご注目頂ければ、一つの参考になると思う。


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