もんじゅ再開

2010年5月 6日 23:00 | ブログ

どこに伺っても「久しぶり。生きていたか?」と言われる。本人としては毎日必死なのだが、やはりすべての皆様に一人でご挨拶に伺うのはどうしても時間がかかる。ただ、それだけ気にかけて頂いているということで、申し訳ない思いでいっぱいながら、頑張らなくてはいけないと気持ちにもなる。

今日高速増殖炉「もんじゅ」が14年半ぶりに再開された。高速増殖炉の定義は難しくと言うといろいろあるのだが、デジタル大辞泉の定義を借りれば「原子炉で発生する高速中性子を非核分裂性のウラン238にぶつけて核分裂性のプルトニウム239に変え、使用された燃料より多くの新しい燃料を生み出す高速炉」であり、ウィキペディアでは「高速中性子による核分裂連鎖反応を用いた増殖炉のことをいう」とされる。

ウランと一口に言っても、燃える(核分裂を起こしやすい)ウラン235は天然ウランのうち0.7%、残りは燃えないウラン238であるが、高速増殖炉はこのウラン238をプルトニウム239に変えてさらに使っていくことができるのでウランの使用効率が大幅に上がる。さらにプルトニウムを有効活用できるので、サイクルの面も大きい、など理論的には極めて未来型である。

冷却材として使われるナトリウムの制御が難しく昔の不幸な事故などもあったが、エネルギー資源のない日本にとって、技術的には優位に立つ高速増殖炉は一つの切り札ともいえる。その意味で、私はこの再開を全面的に支持し、今後とも応援していきたいと思っている。無論、完全実用化の目標とされる2050年までに様々な困難があるとは思うし、事故は絶対に起こしてはならないが、日本にはそれを乗り越えて革新的な技術を生み出してきた歴史がある。

今日が未来への第一歩になるように願いたい。


コメント

東大出身の方であれば「ウラン・プルトニウムを燃やす」という表現が正しくないという事は判りますよね。最終処分をする物がどうなるのか、どのようにして保管しているのかも当然ご存知の事と思います。全面的に賛成とは、とても言いがたいのですが、他の発電方法(電源開発が地熱・波力などを実用化できなかった事も存じ上げておりますが)の模索ももっと続けるべきでしょう。海上風力は無理としても、欧州で行なわれている川底での水力発電などは見習うべきものがあるのでは無いでしょうか?
話題は変わりますが、宮崎の口蹄疫が大変な事になっております。インターネットでは騒いでいますが、マスコミはスルーしています。既に3万頭を超える家畜が処分される事に。谷垣さんや自民党議員は対応をしていますが、民主党は全くやる気無し。農水大臣は外遊しています。石井一議員は「民主党を推さない県には、それなりの対応を取る」と言ったことがありますが、まさか本気でそれを実践しようとしているのではと勘ぐりたくなります。野菜不足での代替食品はモヤシ。今回の口蹄疫も「韓国からの牛肉輸入を民主党が許可した直後」に出ています。本当に偶然なのか、疑いたくなります。最近は大豆モヤシではなく、緑豆もやしが主流ですが、この種は殆ど中国からの輸入ですよ!野菜の自給すら出来ていないって事です。今やインターネットの方が事実を伝えている場合もあります。(ただ永田メール問題なんかも有りますから、決して鵜呑みには出来ませんけどね)

Posted by: : 2010年5月 7日 08:11


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