口蹄疫拡大を食い止めよ

2010年5月17日 11:31 | ブログ
宮崎の口蹄疫の拡大が際限のない様相を見せ始めている。

現政権の方はよほど勉強不足なのか、これが最初に報じられてからも責任者が海外視察へ出かけてしまい、完全に初動が遅れた。「被害は全額補償する」と、あらゆることにお金をばらまくことで解決が済むと思っているようであり、また「5月末」が迫ってそれどころではない感じだ。

私が留学中、アメリカの新聞では毎日のようにイギリスの口蹄疫について大々的に報道があり、空港でも靴をきれいにするように求められるなど、テロ対策に近い大変厳重な体制が敷かれていた。その2001年口蹄疫問題において、イギリスで殺処分された牛や羊の数は1000万頭である。今回の宮崎では8万5000頭が犠牲になったが、それとはまったく桁違いの被害になる可能性だってまだまだあるということだ。そのくらいこの病気の感染力は強いし、そういうことは常識だと思っていた。素人が政権を握ることの負の側面である。

今すぐにでも非常事態体制を敷かないと、この間宮崎に出入りした報道陣や関係者等の靴から他の地域に広がる危険性もある。こういう極めて高い実務能力と実行力が試される政策を遂行するのは現政権では難しいかもしれないが、牛たちの悲しい悲鳴や畜産農家の方々の悲嘆をこれ以上は見過ごせない。ここは、一旦素人による政治主導ごっこは止めて、官僚と専門家の方々に任せて大至急対応をさせるべきだろう。 そして、野党も与党もなく、政府と国会を挙げて取り組むべきだ。


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