豪の総選挙、やっぱり宙ぶらりん
2010年8月22日 23:15
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昨年度の政権交代が起きた選挙、そしてねじれが生じた参議院選挙を、日本だけで見てはいけない。以前のブログでも申し上げたが、日本だけではなく、世界中で同じような傾向が起きている。
オーストラリアでの総選挙において、与党の労働党も、野党保守連合(自由党、国民党)も、過半数に達しない、いわゆるハングパーラメントに70年ぶりに陥る見通しとなった。今年行われたイギリスの選挙に続いての結果である。これは、参議院選挙で、結果的に見れば誰も勝たなかった状況にも相通ずる。
先進国で同じような選挙結果が相次ぎ、政権交代やねじれや宙ぶらりんなどが起きるというのは、要するに世界中の先進国で国民が現状に不満を抱き、「何かを変えたい」という思いを抱き、変えても変わらないだろうという場合には、絶妙なバランスで宙ぶらりんを生じさせているということだ。
経済的豊かさを追求するだけの時代は終わった。しかし、その次の時代的目標は立たない。相対的には発展途上国や新興国の勢いに呑まれ、閉塞感がある。そんな中で野党は与党を批判するが、特段の新しい能力や政策はないので、結果的には支持率急落して、政治にあきらめに近い感覚を抱く。どこでも同じようだということだ。
ただ、オーストラリアは、リーマンショック後、唯一金利の引き上げを何回も行い、「勝ち組」だとみられていたので、それでもこのような結果になったことについてもう少し検証はしたい。しかし、とにかく民主主義、という形が少し行き詰まりを見せているような気がする。
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