円高・株安

2010年8月24日 18:18 | ブログ

円相場が一ドル84円台となり、株価が9000円を割り込んだ。民主政権になれば、一年以内に株価が9000円を割り込むという予想がぎりぎりであたった形になった。一般論で言えば、一時的な円高や株安について大騒ぎをすべきではない。

ただ、その前提として、その円高や株安に対する原因や影響の分析、どこまで行ったらどういう政策をとるのかという見通し、それにミクロではなくマクロでの視点における目標戦略があればこそである。

今の日本丸は、たとえていえば、船の浸水を止められず、乗客に出す食事を食糧庫の食糧を長持ちさせるために減らした船長派に対し、自分たちが船長になれば船はまた浮上するし、5等や4等など浸水に一番怯えていた船室の方々もお金は払わずとにかく上等船室に来れるとし、食糧もまだまだ食糧庫にあるのだからいっぱい食べさせますよ、とさんざん宣伝した反船長派に乗客が望みを託して船長交代が起きた。

しかし、反船長派は、権力は持ったが、実は船の操縦の仕方はよくわからず、目の前の波の揺れが単なる風なのか、その後の台風なのかの見通しもなく、それどころか船を結局どういう方向に向かわせ、乗客を救うのかの具体策も全くないまま、漂流している非常に危険な状態にある。それどころか、反船長派内での内部抗争も勃発し、船長交代時の船長はすでに交代し、次の新船長に対してもこの船長では船が沈没するぞ、と言い出すざまである。当該新船長は、船長選挙のことのみを考え、最大数の新人乗組員には気を使うが、乗客のことは後回しになっているため、目の前の波より選挙で頭がいっぱいである。

一番恐ろしいのは、とにかく見通しもない、戦略もない、専門知識も技術もない政権が、いよいよ日本経済をダメにする具体的な影響を及ぼし始めたということだ。しかし、テレビにはT越氏のようにどうしようもないコメンテーターなどが、「民主党を応援したい」という気持ちだけで訳のわからないことを言い、それが多大な影響を持って、結果的に国民の危機意識を麻痺させている。

まずは、危機を危機として、きちんと意識し、備えること、もうそういう段階に来ている。海外に生産拠点を移す企業は政権交代後激増し、雇用は急速に細っている。それしか生きることができない、それが現実である。


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