16人の反乱
いよいよ政局が流動化してきた。民主党から16名の純粋比例の方々が国会における「会派離脱」を表明した。
政党が違うが国会での会派を組んでいるということはいくらでもある。しかし、同じ政党なのに会派が違うなんていう話は聞いたことがない。これはまさに小沢氏の党員資格停止に対するあてつけ、抗議であり、「考えたなあ」と思うし、無論小沢氏が後ろから糸を引いていると考えるのが自然であろう。
それにしても、世論調査では支持率17%なんていうのも出始め、さらに「造反組」が大量に出て、社民党のわがままも受けているところで「方便」発言が飛び出すなど、ほとんど無秩序になっている感じだ。同じ政党内から、「菅政権には正当性がない」とまで言われるというのは、おそらくこれまでの政党政治では例がないのではないか。
この総理も、官房長官も、幹事長も、裏で仕切っている代表代行も、「4人組」では国をまとめる力も能力も欠落しているのは、国民が誰よりも分かってしまった。これ以上、この政権が「延命」を図り、一秒長く続ければ一秒国が破壊されてしまう。かくなるうえは、やはり解散総選挙をやり、一度仕切りなおすしか方法がないのではないか。
個人的にはとっとと民主党(旧社会党)には日本から退場してほしいが、2009年の夏にあの連中に投票した人々へのお灸もまだまだたりないと思う。皮肉であるが政治というのは投票者のレベルが反映される、ことが証明された選挙でもあった。
なんのことはない自民党に据えようとしたお灸は自分に降りかかってきただけだ。これも「自分たちの代表を真剣に選ぶ」という政治というものへの真面目さの欠落のたまもの以外のなにものでもない。自分たちの代表を非難したところで、自分に唾が降りかかってくるだけだ。
こういう連中の中にほど「日本はそう簡単には壊れはしない」「文明は簡単に壊れはしない」と盲信している輩が多かろう。まるで先人の苦労を省みずただただ遺産を相続したどら息子のように、軽薄な考えのないおふざけ気分で投票をし、文句の原因は自分であることには気付きもしない。
リーマンショック以降、世界経済がこれから熾烈な奪い合いに入っていく苛烈な時代の入り口に、一時的な自民党の対応に助けられたことも知らずに、嘘つきマスコミに乗せられたあげく気分で動いて投票した、「一度やらせてみよう」などという軽薄な判断がいかに甘かったかを、解っていない人間がいまだ多すぎる。
それに今回民主党になったおかげで、日本のひどすぎる「事無かれ流され外交」の歴史が白日の下にさらされた。「新しくなった」と示す気があるのなら、自民党には長期計画としての「日本の自立」を示す態度を期待する。いつまでも戦後の悪しき弊害を変えられないようではこの国に未来はない。
アメリカ経済が下降し、日本では戦中世代が完全な世代交代を終えようとしている今の時期に、政治の転換をとれないようでは自民党にも民主党を非難する資格はもはやない。媚米派か媚中派かのどちらを選ぶかでは本質的な大差はなく、もはや「自立した国家とは何か」を政治家を含めて国民全体が一人ひとり考えないと駄目な時期なのにもかかわらず、現状はまったく話にならない。
自分の足で立つ
それは政治の世界に限らない。右も左もなく、個人としても国家としても日本人がずっと長いこと突きつけられている重要課題であるはずなのに、その課題への「目覚め」は今の日本人の顔つきをみているとまだまだ遠い。そういう危機感を牧原氏にもぜひ真剣にもっていただきたい。
Posted by: : 2011年2月18日 21:58<< 街頭演説の1日 | 調査捕鯨 >>









