とんでもない置き土産
2011年8月31日 18:18
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野田政権が誕生し、テレビでは「誰が閣僚になるか?」なんていう予想をやっていた番組も結構あった。つい先日まで菅政権のことを舌鋒鋭く批判していた方々が、いかにも専門家面して「○○大臣には○○さんがいいんじゃないでしょうか?」などパネルで勝手に組閣をしているさまは滑稽である。もっとも、他人の人事ほど面白いものはないから、滑稽ではあるし、こんなまったく無責任なことを偉そうにやっていて庶民では及びもつかないお金を手にするんだから楽でいいなあ、とは思ったが、仕方がないのかもしれない。
この無責任でお気楽な「組閣」を見ていて不思議だったのは、菅総理にだけ批判的で、菅内閣のメンバーには極めて「お優しい」ことである。内閣というのは、総理が総責任者ではあるものの、それぞれに担当分野について重大な責任を負うし、閣議決定された事項については署名もして共同責任を負う。つまり、菅総理だけが悪いわけではなく、閣議決定された場合にはみんなが悪いのである。むろん、それを踏まえてでも復興にかかわるような話は継続性が必要だから続投という判断はありうる。しかし、それは「継続性が必要」だからであって、「悪くない」とか「責任がない」ということとは違う。もしそれが平然と通ってしまったら閣議決定された事項については通じない。そこをきちんとしなければ、閣議決定に対して無責任になってしまう。
ところで、菅総理が置き土産にやったことが二つある。一つは原発にほど近い方々は遠い将来まで住むことができないと宣言したこと、もう一つは朝鮮学校の無償化手続きを再開するよう指示したことである。最後に「総理までやったんだから議員も辞めます」といった後にあっさり撤回をした前々総理と同様、この人も最後の最後まで仕方のない人であった。
そもそも、高校の無償化がなぜ朝鮮学校に適用されるのか、という根本的な議論はきちんとなされていない。国民的にはかなり反対論も強いし、現に同じ民主党の中野拉致担当大臣が烈火のごとく怒っていたではないか。こういうことを誰にも相談せず、独断と偏見でやってしまうところにこの人の問題があったわけだが、最後の最後までそれを貫いたということは本当にとんでもない人である。申し訳ないが、どうして民主党の方々はこんな人を総理に選んだのだろうか?
コメント
置き土産では有りませんが他にも色々有りますよ。
国家戦略室てこんな事のために作ったんでしょうか?
誰も読まない冊子作りに幾らかかったんでしょうかね~。
退陣前に菅政権が自画自賛の冊子作成 鳩山前政権に責任転嫁も
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110825/stt11082521590017-n1.htm
8月31日付「とんでもない置き土産」は最近にはない秀逸した硬派コメントだった。然し御貴殿の選擧區に於ける驛立でかう云ふ立派な正論に拍手を送る選擧民が何人ゐるのだらうか?多分ゼロではなからうかと案じて居る。日本人老壯年有權者の程度は本當に墜ちたものだ。まだしもフジTVにデモを掛ける一部の「若者」の方が良いのかも知れぬ。困つた事です。
Posted by: 渡邉 紘 : 2011年9月 1日 10:45コメントする
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