girishao

2011年11月 6日 22:42 | ブログ
天皇陛下が気管支炎の悪化でご入院された。一刻も早いご快復をご祈念申し上げます。

ギリシャではパパドレウ首相の信任がかろうじてされたものの、まだまだ先が読めない状況になっている。この国の行方が世界経済に大きく影響するのだと思うと、本当に悲しくなるくらいの緊張感のなさに見えるのは私だけだろうか?5割も債務をカットしてもらえるというのに大騒ぎをしているのを見ていると、一回自分たちの現状を良く見つめなおせ、と突き放したくなる気持ちもメルケル独首相やサルコジ仏大統領と同じように感じてしまう。国民を甘やかし、政治家が自分たちの当選だけを考え続けると行く末はこういう国になるのだ、という悪い見本のようだ。

しかし、私はギリシャの本当にだめだったところは、産業基盤がほとんどなかったということにあると思っている。観光業はどの国にも負けない歴史やエーゲ海をはじめとする豊かな自然などで盛んであるが、EUに入って他国と肩を並べていけるような産業基盤は何もなかった。だから、どんなに債務をカットしても、年金などをカットしても、肝心な雇用拡大や税収増を望めない以上は、結局どこかで行き詰まるだろうということが見えてしまう。

逆に言うと、日本は世界に誇る産業基盤があることが今のところは強みである。だから、ここを失ってはならないのである。しかし、長い間日本を支え続けてきたテレビにおいて、パナソニックやソニーが相次いで大幅な縮小を打ち出し、東芝やシャープでも大幅な赤字を出すなど、もはや「支える」側ではなく、メンツのために「支えられる」側になっているのが厳しい現実である。

無論、エコポイント制度によって需要を先食いしたとか、欧米の経済失速とか、これが短期的なのか、長期的なのかは判断が付きかねる面がある。

ただ、協調したいのは、世界でも最も財務状況が悪い国だからこそ、何よりも産業基盤や経済基盤をきちんと考えて政策を打つことが重要だという視点である。

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