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未来へのバトンをつなぐ

2007年12月06日 22:49 | Comments (0) | コラム

私にとって常に視点の中心は「未来の世代に何を残してやれるか?」ということである。今の世代の幸せを考える事はもちろんだが、今の世代の幸せのために未来の世代を不幸にするのでは、政治家として失格である。

いつも言っている通り、例えば相続税。特に都会で残っている自然は屋敷林や農地などがほとんどである。確かに、持てる者と持てない者の差に不公平感を感じる事も理解できるが、そうした美しい木々を見て心が癒される人も多いだろう。相続税を払うためだけに、こうした木々が切られ、歴史を通じてずっと引き継がれてきた自然が失われることについて、木々の泣き声と、歴史の怒り、そして未来の世代からの悲鳴が聞こえるような気がする。だから文化や歴史・自然価値を有する引き継がれるべき資産への課税には私は反対である。

経済成長・国際競争力強化の必要性を訴えているのも同じ視点だ。団塊の世代という日本を引っ張ってきた最大勢力の世代が本年から60歳に達し始めた。今後現役世代は2000万人規模減って行き、逆に老後世代は急速に増加する。そうしたことを見据えて今から国際競争力強化をきちんとしておかなければ、社会保障制度という老後の安心を支える制度も持たない。経済的理由から少子化問題も解決し得ない。

今日の税制調査会では与謝野小委員長からいくつかあった命題のうち主張できるのは一つ!とされてしまったため、専ら上記の点を言って、その視線に沿う税制は思い切って導入して頂きたいと申し上げた。無論、むやみな減税をやると借金という未来へ回してはいけないつけを回す可能性もある。私はそうした状況も理解し、両者のバランス感覚は持っているつもりだ。今後とも、未来への最強のリレーランナーとしてバトンを渡す役割を果たしたい。そして、若い世代の奮起を一層かきたてたい。

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