長寿保険(後期高齢者)制度について
2008年04月16日 17:05
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| コラム
後期高齢者制度(長寿保険制度)が始まって、マスコミが煽っていることもあり、大騒ぎになっている。この制度について地元でもずいぶんお叱りを受けている。しかし、その大半は誤解や理解不足に基づくものだ。他方で、国にも悪い面がある。
まず、基本的に日本人すべてが理解しなければならないのは、この国は大変な高齢社会になっているという事実だ。65歳以上の人口は2700万人強、75歳以上でも1300万人である。つまり、10人に1人以上は75歳以上、5人に1人以上は65歳以上という状況だ。
これがわずか17年後の2025年には65歳以上が3300万人、75歳以上は2000万人、割合はそれぞれ3分の1弱、6分の1くらいになるのではないかと予想されている。少子化も同時進行しているから大変なことだ。
だから、「年寄りいじめ」とか叫ぶのはいいが、こうした国が存続できるかどうかという抜本的な問題に何の解決策もなく騒ぐのは結局国を滅ぼすものだ。今回の制度がベストでないのなら、どういう具体策があり、現役世代を苦しめないのかということも考えなければならない。ちなみに今回の制度は現役世代の負担が4割、税金が5割、残りの1割は負担して頂こうという制度であり、実は「お年寄りに負担させるな」と叫んでいる人たちは、同時に子育て世代や現役世代に負担しろ!と叫んでいるのと同じことである。
他方で、「後期高齢者」などというネーミングは全く間違っている。私はこの国を年齢による区別が限りなく無い国にしたい。何歳になっても働ける、何歳になっても青春がある。何歳になっても幸せに生きることができる。そんな国にするためにも今回の制度について引き続き考えていきたい。
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